長女を授かるために行った不妊治療でのお話。
一番最初の顕微授精はOHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症した状態で移植に踏み切ったせいだと思うのですが(もちろんその他の原因も多分に考えられますが)、残念な結果に終わってしまいました。
2ヶ月のインターバルをおいて、二度目は自然周期での戻しとなりました。
双子になる確率は20パーセント
残った5個の受精卵のうち桑実胚にまで育ったものが2個あったので、その2個を同時に移植しました(当時は移植出来る個数は3個まででした)。
自然周期移植とは、排卵日に合わせて受精卵を移植する方法です。
ホルモン剤を使用しないので自然なのですが、移植に適した日取りを決定するために頻回の通院をしなければなりません。
月経不順の人にはこの移植法は難しいようです。
私の場合、移植決定日の20日前に通院し、その12日後に超音波検査によって卵胞チェックが行われました。
この日はまだ適した大きさに育っていないということで、2日後にもう一度通院するように言われました。
再び超音波検査をした結果、移植は6日後にする運びとなりました。
ドクターからは20%の確率で双子になるかもしれないという話をされました。
自然妊娠で双胎となる確率は1%に満たない程度なので、そう考えるとかなり高い確率ですよね(゜Д゜)
内心、
「双子で、しかも男の子と女の子だったらもう治療しなくて済むかも」
と浅はかなことを思いましたが、双子の出産は大きなリスクと背中合わせです。
だから今は双胎になることを避けるために、戻す受精卵の数も特別な理由がない限り、基本1個となったのでしょう。
当時の日記に記された内容によれば、移植後3時間、クリニックのベッドで横になっていたようです。
3時間というとだいぶ長時間ですが、トイレとか大丈夫だったのかな…と疑問ですよね(^^;)
「立った瞬間流れ出たら大変だ!」
と思ってきっと尿意があっても我慢していたであろうことが想像されます。
念願の陽性判定
移植の1週間後、HCG注射を打ちに行き、その2日後には2回目のHCG注射がありました。
そしてさらに1週間後、この日が2回目の移植の妊娠判定日でした。
1回目の移植の失敗があまりにもショックで精神的にまいっていたこともあり、この日に特別な期待は抱いていませんでした。
慎重になるように自分に言い聞かせ、駄目だった場合の落ち込みを極力最小限におさえようとしていたのです。
採尿のあとしばらくしてから診察室に呼ばれ、院長と向かい合いました。
いつものようにちょっと忙しそうにカルテをめくり、至って当然のことのように、
「ああ、妊娠してるねえ」
それがあまりにも自然な口ぶりなので、理解に及ぶまでに時間がかかりました。
もっと祝福モードで言ってよ。私痛いのいっぱい我慢したのに…と、喜びと同時にいささか不満も感じましたが、院長の次の言葉で、まだ大手を振って喜んでいいわけじゃないんだということが分かりました。
「胎のうが確認出来る まではまだ安心というわけじゃないからね」
え…。胎のう?
頭の中に?マークが飛びかいました。
院長が資料を見せ、簡単に説明をしてくれました。
胎のうとはbabyを包んでいる袋のことで、この袋の中にはbabyのもととなる胎芽と卵黄のうという栄養素が入っています。
babyは胎盤が出来上がるまでは、この卵黄のうから栄養を摂取します。
胎芽と心拍が確認されないと、まだ本当の意味で「おめでとう 」とは言えないのです。
それを知ったら、ちょっとした振動でもbabyが外に出ていってしまうんじゃないかと思い、気が気じゃなくなりました。
心拍が確認されるまで、かなり慎重に極力動かないようにして過ごしました。
そのかい(?)あって、babyは無事私の中に根を下ろしてくれたのです。
この時がこれまで生きてきた私の人生の中で最良の瞬間でした。
しかし、この8ヶ月後に人生で最悪の事態が訪れます。
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不妊治療を克服し妊娠したとしても、すべてが順調にいくとは限らない



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