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タイミング法によって妊娠出来たときの話

夕焼けカップル


なかなかbabyに恵まれず、一人目と二人目を体外授精で授かりました。どちらも女の子です。

夫の、

「どうしても男の子がほしい」

という熱望と、

私の、

「性別はともかくもう一度赤ちゃんを抱いてみたい」

というささやかな願望から、年度が替わったら三人目不妊治療を始めようとそれとなく話し合っていました。

けれど、二人目不妊治療の時に通っていたクリニックに預けてある受精卵は、引っ越しをした関係で隣県の端の端にあります。

とても幼い姉妹を連れて行き来出来る距離ではないし、私自身下の子の育児に追われていたこともあり、おそらく実現することなく終わるだろうと思っていました。

不妊治療で実績のある近所の病院に行って、1から始めるという手もありましたが、それをやってしまうと家計が相当苦しくなってしまいそうだったので、早い段階で却下になりました。

排卵痛とタイミング

治療をするとしても、チャンスは1度、と自分の中で決めていました。

上の子供たちが成長していけばそれだけお金が必要になってくるだろうし、それよりも何よりも、もうすでに二人いるわけだから、何がなんでも三人目を妊娠する❗という勢いでお金を使うのはちょっと違うな…との思いがありました。

夫が具体的に治療の話を持ち出すまでは、こちらからは何も言うまいというスタンスで日々を過ごしておりました。

私は排卵の時に排卵痛のあるタイプです。

足の付け根がひび割れるんじゃないか?ってくらいの結構な痛みなので、基礎体温表を付けていなくても、何となくの排卵日が分かるのです。

三人目に意識が傾きだした頃から、今日辺りかな…とめぼしを付けて夫婦生活を営んできました。

男性因子の不妊で、

「10年経ったら出来るかもしれないし出来ないかもしれない。出来たらラッキーだと思って」

とドクターに言われ、10年自然妊娠だけに賭けるなんてムリ!との思いから、治療を始めたのでした。

一人目も二人目も体外受精が妥当との判断を下され、紆余曲折を経てようやく授かった命です。

なので、タイミング法は私たち夫婦にとっては、奇跡に賭けるようなレベルのものでした。

本当に、治療に乗り出す前の気休め程度の感覚で、なんの期待も寄せていませんでした(一人目、二人目の時に期待してはハズレて…というのを何度も繰り返して、もう途中から何かを望むということをやめちゃっていました)。

それが…です。

あれは忘れもしない、年度末。

何だかお腹の調子が優れず、その不調が長いこと続いたのです。

まさかの自然妊娠

不調の始まりは、感染性胃腸炎でした。

どこでもらってきたのかは分かりませんが、嘔吐と下痢に見舞われ、2、3日はぐったりしていました。

一番ひどい段階が終わっても、腸の辺りがピリピリしていて、一向に良くなる気配がありません。

おかしいな…。

と思いつつも、堪えられないほどではないので、しばらくは我慢していました。

そうしているうちに、毎回決まった周期で来ていた生理が遅れていることに気付きました。

長引いている胃腸炎の不快症状のせいで体力が消耗し、もしかしたら今回は来ないのかもしれないと勝手に解釈し(以前も体力低下した時に1周期飛んだことがありました)、早く養生しないとな…くらいの感覚で日々過ごしていました。

しかししかし、下腹部の張ったような感じがそれ以降、一向に良くなりません。

さすがにこれが胃腸炎だとしたら長すぎるぞ!と思いました。

年明けに、胃腸炎とは別の用件で総合病院を受診しました。

午前中に受診したのですが、混んでいるので午後にもう一度来てほしいと看護師さんに言われ、一旦病院を出ました。

夫と子供たちも一緒で、ちょうどお昼時だったので、そのまままっすぐファミレスで昼食を取りました。

実はその時、ちょっと気がかりなことがありました。

治療上、もしかするとレントゲン撮影があるかもしれなかったので、生理が来ないということが引っ掛かっていました。

家族はおいしそうに御飯を頬張っていて、もちろん私も会話を楽しみながら食べていましたが、心はどこか上の空でした。

女性なら誰しも、生理間近で、しかも子作りの最中であったり、生理がいつもよりちょっとだけ遅れていたりするだけで、もしかしたら…と思ってしまいますよね。

そういうタイミングでレントゲン撮影があったりすると、まさかな、と思いつつも慎重になってしまうものです。

私たち夫婦に限って自然妊娠はあり得ないだろう、と思いながらも、万が一ということもあるのかな…と思ったりもして、何だかずっとモヤモヤ状態でした。

妊娠していたのを知らずにレントゲンやったらきっと後悔すると思い、夫にドラッグストアーに車を走らせてもらいました。

「妊検してみる」

という私の突飛な発言に、夫は豆鉄砲を食らったような顔で、ずっと質問攻めでした。

「胃腸炎じゃないの? メンス来てないの?出来たっぽいの?何なの?本当なの?」

「分かんないから検査するんだって!」

……。

ドラッグストアーで検査薬を購入し、そのままトイレに向かいました。

驚いたことに陽性反応が出ました。

なぜ妊娠出来たのか

まったくもって状況が理解出来ませんでした。

急ぎ足で車に向かいながら、ずっと

「どうしよう、どうしよう」

と声に出していたことを覚えています。

「とんでもないことが起こったよ❗」

興奮で声を震わせながら、一直線に夫を見つめました。

「何?」

夫の表情がこわばっています。

さらりと言ってしまうのが何だかもったいなく思え、呼吸を落ち着けるようにしばらく間をおいてから、

「妊娠してた」

「え?嘘だ…」

「本当だって!」

私は持参した検査薬を夫の目の前に差し出しました。

なぜか夫は言葉を失っていました。

よほど衝撃的だったようです。

我々夫婦は自然妊娠は難しいと言われていたのですから、当然と言ってしまえば当然ですね。

病院に戻り、たった今妊娠が分かったのだと伝えたら、レントゲン撮影はしないで大丈夫ということになりました。

なぜ妊娠出来たのだろう…。

その日からずっと、自然妊娠出来た理由を考えるようになりました。

次の記事では私が勝手に思う、妊娠出来た訳についてあれこれ書いていきたいと思います。

もう一度言いますが、私たちは、

「自然妊娠は難しい。10年頑張ったら出来るかも知れないけれど、出来ないことだってあるよ」

とドクターに言われ、その言葉通り、治療と平行して自分達でタイミング法をやったり、漢方に手を出したりもしたけれど、自然妊娠は叶わなかったのです。

それが、皮肉なことにも8年目にしてようやく、タイミングで授かることが出来ました。

若い頃にあれだけ努力して、あんなに大変な治療を重ねてようやく2人授かったのに、3人目は、33歳で、しかも思いもよらないタイミングでの妊娠でした。

これはいったいどういうことなのか…。

スピリチュアルなことはあまり分かりませんが、一瞬、次女のときにバニシングツインでお空に帰っちゃったかたわれが戻ってきてくれたのかな、なんてことも思いました。

とはいえ、やはり精神的なゆとりが妊娠には関係があるように思えます。

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