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カンジダ腟炎は初期の治療が大切

疲れた


私が人生で一番最初にカンジダ腟炎を発症したのは、今から10年以上前のまだ20代前半だった頃のことです。

首のリンパ腺にしこりが出来たことが気になって、隣町にある総合病院を受診したのがきっかけでした。

そこはあまり評判良い病院ではなかったのですが、入院設備も整っているし自宅からも近い場所にあったので、とりあえず行ってみようということで受診したのでした(症状の出た場所が首だったのでかなり深刻になっていました)。

診てくれたのはこの病院の院長です。

念のためにと胸部レントゲンを撮りましたが、異常はどこにも見当たりませんでした。

問診で風邪はひいていないと確かに言ったはずですが、一時の沈黙のあとに院長の口から出てきた言葉は、

「風邪ですね」

私は我が耳を疑いました。

さっき私の喉を見て「腫れはない」と言ったばかりだし、私も喉の痛みや鼻水はもちろん、咳くしゃみもないと答えたはず…。

完全に納得のいかないまま、私は10日分の抗生剤を処方されて病院をあとにしたのでした。

抗生物質を飲みすぎることの危険

風邪ではないけれど、何か良からぬものがリンパ腺に入ったのかもしれないから、とりあえず処方された抗生剤を飲んでみよう。

そう思って飲み始めたのですが、全部飲みきらないうちになんとも不快な症状が現れ出しました。

それは日に日に深刻な状況になっていき、耐えられないほどにまで悪化していきました。

デリケートゾーンの焼けるような激しいかゆみと、ヨーグルト状のおりものが原因で夜も熟睡出来ない日々が続きました。

しかもかゆいからと言ってむやみにかくと、そのあとにひどい痛みが襲ってくるのです。

婦人科には1度もかかったことがありませんでしたが、このままだとゆくゆくは精神崩壊だな、というところまで追い詰められていたので、思いきって受診することにしました。

人生初めての婦人科、人生初めての内診台…。

あまりの羞恥心に自分の身体が自分のものじゃなくなるような何とも言えない切なさがありました。

ドクターの口から出てきた言葉は初めて耳にするものでした。

「カンジダですね」

抗生剤を飲んでいたことは伝えていたのですが、それが原因でカンジダなるビョーキになったんだと言われても、うまく頭のなかでつながりませんでした。

【抗生物質】
風邪や抜歯後などに処方される薬剤で、細菌を殺したり増殖を防ぐ効果がある。しかし長期に渡って服用し続けると、身体を守るために元々住んでいる良い菌まで殺してしまうことになり、様々な感染症にかかりやすくなる。

ストレスはカンジダを再発させる

首のしこりを「風邪」と診断し、大量の抗生剤を処方した総合病院の院長には憤りを隠せませんでしたが、それよりも、なんの警戒心も持たずに言われるがままに薬を飲み続けていた自分の、あまりの無知さ加減にも嫌気がさしました。

しかし幸いにもこの時は膣錠だけですぐに完治しました。

この発症から時は流れ、私は夫の転勤で別の土地に移りました。

不妊治療で授かった1歳の娘と、早く新しい環境に慣れようと子育てサークルに足しげく通ったり、早くママ友を作ろうと公園巡りをしたり、自分でもやりすぎなんじゃないかと思うくらい頑張っていました。

おそらくそれがストレスになっていたんだと思います。

ある時、デリケートゾーンに懐かしくもおぞましい(大げさ💦)不快症状が出ていることに気付きました。

しかし以前発症した時の地獄のような日々の記憶がまだ残っているので、どうしてもカンジダの再発を認めたくありませんでした。

私はきっと気のせいだと自分に言い聞かせ、そのまま2、3日様子を見ることにしました。

しかし気のせいではなかったんですねえ…(-_-;)

症状は3日目を待たず、一瞬のうちにマックスになりました。

娘を連れて久々に婦人科クリニックの門を叩くはめに。

「カンジダですね」

はい、そうですね…てな感じで、内診台の上で消毒、膣錠を入れられ、1週間後にもう1度来るように言われて帰りました。

膣錠と処方されたクリームのおかげで症状はすぐに改善されました。

1週間後に来いと言われていたので行くつもりだったのですが、生理が来てしまったので終わったら行こうと思っているうちに症状がなくなっていました。

一番最初に発症した時は一発で治ったし、別にもう行かなくても大丈夫かなと自己判断し、私は再受診することをしませんでした。

今あの時に戻ることが出来るのであれば、私は確実に再受診していたことでしょう。

この時の判断ミスがその後の慢性化につながり、長きに渡って自分自身を苦しめることになるのですから。

カンジダ腟炎は初期の治療で徹底的に治す。

これに尽きます。

二人目不妊治療によって沈静化していたカンジダがまた首をもたげる

慢性カンジダ腟炎は人生の半分をつまらないものにしてしまいます。

痛み、かゆみ、尽きないおりもの、それらのせいで夜もまともに眠れず、子供にうつしてしまう危険もあるので湯船に一緒につかることも出来ません。

温泉旅行に行っても温泉につかることが出来ないので、楽しみは半減です。

病院に行って膣錠を入れてもらうと改善するのですが、それも一時的なものでしかありません。

私はこの病気に頭の半分を占領されたままずっと生きていかなければならないのだろうか。

そう考えたらゾッとしていてもたってもいられませんでした。

自分なりに色々調べ、

  • 石鹸でデリケートゾーンを洗うことをやめる
  • 風呂から上がったらドライヤーで乾燥させる
  • ヨーグルトを毎日食べる
  • スキニージーンズをやめる。

などを試してみました。しかし、慢性カンジダはこんなことでは消える気配もありません。

結局ダラダラと症状を引きずったまま、時々沈静化したり風邪をひいてまたひどくなったりということを繰り返し、二人目不妊治療の採卵後の抗生物質の服用によって、再び爆発的な症状が出てきました。

このままじゃカンジダのせいで移植も見送ることになってしまうかもしれない。

なんと言っても私は慢性化している。

永遠に移植なんて出来ないじゃないか…。

薬剤師に尋ねたところ、

「しぶとい菌だから、症状がなくなったと思っても1ヶ月はクリームを塗り続けた方がいいですよ」

との答えをいただきました。

その教えを忠実に守り、移植当日には症状もすっかりおさまっていました。

しかし私は知っていました。

憎きカンジダめがこんなことで消えるわけがない。

今までだってそうだった。

これからだって長きに渡って私を苦しめていくに違いない。

この確信は現実となり、その後3度移植にトライし、ようやく二人目の子供を授かることが出来たのですが、妊娠全期間に渡って私の身体をむしばみ続けたのです。

出産前までに必ずカンジダを治しておく

二人目は切迫流産の診断を下され、安定するまでは入院したり自宅安静の生活を送ったり、といった感じでした。

ようやく安静生活が解除された頃、カンジダが我が物顔ではばをきかせるようになりました。

そうでなくても妊婦は抵抗力が落ちて、カンジダを発症しやすい状況にあります。

不妊治療をしていたクリニックとは別の、大きな産婦人科専門の病院での妊婦検診だったのですが、慢性化していてだいぶ前から症状に悩まされていると思われるのがなんとなく恥ずかしく思え、

「妊娠するとカンジダになりやすくなるんですよ」

という担当医の言葉に、

「そうなんですか?」

と、初めて聞いたようなていで返事をしていました。

私は、『数あるカンジダ発症してしまったよくある妊婦の例の1つ』のような顔をして、妊婦検診とは別に、治療のための通院をしました。

イソジン消毒、オキナゾール膣錠、外陰用にオキナゾールクリームを処方され…ということを何度繰り返したでしょうか?

今度は治るだろうと思ってもその期待は裏切られ、結局臨月になっても私はカンジダ妊婦のままでした。

出産までにカンジダを治さないと、赤ちゃんが産道を通って降りてくるときに感染し、口の中に白いカスのようなカビが広がる鵞口瘡(がこうそう)というものになってしまいます。

幸いにも(?)私は1人目出産の時の子宮内反症が原因で、二人目の出産は予定帝王切開が決まっていました。

→子宮内反症の記事はコチラ

 

よって、産まれ出たbabyが鵞口瘡になることは免れましたが、退院して本格的に育児が始まると寝不足なども重なり、症状が更に悪化していきました。

このままでは身体だけでなく精神面にもよくありません。

出来ることはすべてやり尽くした。そう思っていたのですが、まだまだ根治のためにやれることは残っていると考え、もう一度最初から生活態度を見直してみることにしました。




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