私たちの、一番最初の体外受精は残念な結果に終わりました。
9年の歳月がたち、改めて当時を振り返ってみると、原因は明らかにOHSSを発症している状態で体外受精を試みたことだと思います。
当時の日記を読み返してみると、胚移植後の心身状態はだいぶ悪かったようです。
激しい動悸とほてり、めまい、頭痛、吐き気、卵巣部位と足の付け根の痛み。
メンタル的にも相当きていたようで「かなり辛い」「疲れている」等の言葉が目立ちます。
黄体ホルモン補充注射の副作用も少なからずあったのだと思います。
様々な原因によって体調は左右される
普段親指くらいの卵巣が、OHSSの影響で7㎝にも腫れ上がっていて、無理なことをすると死にますよと言われつつ移植に踏み切り、あげく陰性判定を受けたとあれば、身体のみならず心の状態だって悪い方向に向かっていって当然でしょう。
今だから冷静に分析出来ていますが、知識も浅く年齢的にも若かったあの頃の私じゃ、こういう顛末はおそらく避けては通れなかっただろうと思います。
身体も心も傷付き、何度も眠れない夜を過ごしたにもかかわらず、やはりその後の治療も私はクリニック任せでした。
ドクターを信じて付いていくこと、もちろんそれは大切なことです。
けれど、彼らも人間です。時には判断ミスをしてしまうこともあるでしょう。
次女を授かった別のクリニックでOHSS下での胚移植のことを話したら、
「普通は危険なので戻さないんですけどね」
と言われ、ゾッとしたことを覚えています。
トラブルから自分自身を守るために
結果的に2度目の解凍胚の移植により、私たちは待望の第一子を授かることが出来ました。
このクリニックで治療することを決断していなかったら、今私たちの目の前にいる愛らしい娘に出会うことはなかったのです。
なのでこのクリニックを選んだことを後悔はしていません。
さばさばした雰囲気の院長も別に嫌いではなかったですしね(^^;)
けれど、その後妊婦検診、分娩となんの問題もなく順調にきていたにもかかわらず、分娩直後の胎盤処理で事故は起こりました。
私は、産み落とした娘をこの腕に抱く瞬間を永遠に失うところだったのです。
一歩間違えば死んでいたということです。
今回はそのことについては触れませんが、OHSS発症下での胚移植から分娩後の事故というこの一連の流れを経験して言えることがあります。
それは、
医者を100%信じちゃいけない
ということです。治療には心身的な負担が相当かかりますし、金額的負担も半端なものではありません。
何が良くて何がいけないのか、そこをちゃんと見極めていないと傷付くのは自分自身です。
医者と対等に渡り合えるだけの知識は最低限持っているべきだと思います。
そうすれば医者の判断が正しいのか誤っているのか、自分で分かるだろうし、コミュニケーションを積極的に取ることによって、信頼関係だって築いていけるはずです。
どんなに頑張って治療しても、死んでしまったらおしまいですからね。



